【リポート】Vol.10「Edition4時代に暮らす都市」~松本に移住した国際政治学者~

【リポート】Vol.10「Edition4時代に暮らす都市」~松本に移住した国際政治学者~

ニューヨークから松本へ。10回目となる昨夜のジセダイトークは、ポスト・イージーオイル時代=Edition4時代に求められる都市について、松本に移住した国際政治学者、山本達也さんと共に語り合いました。中東の反動も、グローバル化の逆流も、ポピュリズムの台頭も、「地球は有限であり、エネルギーにも限りがある」ことに、根本的な原因があると考える山本さん。民主主義のリサイズが必要な時代に住むべき都市を探し、世界中で擬似居住体験を続けて辿り着いた都市が、松本でした。これから生き残る都市は、創造的なアイデアを生み出す都市。そのためのメルクマールは、寛容性の度合い&自然との距離感。松本は、この点のポテンシャルが高い。僕だけでなく、議論に参加した人たちの多くが、共感したと思います。ただ、あくまでポテンシャルであり、十分な水準に到達しているわけではない、と感じた人も少なくないはずです。これだけ幅広い知見と経験を持つ人物が松本を選んだことの意義を、しっかり受け止めたいと思いました。山本さんの話に身を乗り出して聴き入る参加者の姿が、印象的な夜でした。

【リポート】Vol.10「Edition4時代に暮らす都市」~松本に移住した国際政治学者~

山本さんは、清泉女子大学地球市民学科准教授。6年前に松本市埋橋に居を構え、週のうち4日を松本で、3日を東京で暮らす、デュアルライフを実践する。エネルギー、民主主義、インターネット、都市生活etc. 興味関心の対象は尽きない。4月に『暮らしと世界のリデザイン』を出版。           

【リポート】Vol.10「Edition4時代に暮らす都市」~松本に移住した国際政治学者~

cafe「amijok」の小島剛さん(写真)と共同で、松本の朝の魅力を体感してもらうプロジェクトとして Book×Breakfast×Cafe を開催。
城下町文化と山岳自然という松本の魅力をコーヒーの味で表現した「アルプスシティコーヒー」の企画・販売も行う。

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積み重ねた時間と対話

ジセダイトーク

松本で新しいことにチャレンジするキーパーソンをゲストに迎え
松本のいまと未来を語ります。
臥雲が大切にする、世代を越えた多事争論。