柔道女子57キロ級の世界チャンピオン、出口クリスタさんが、松本市役所を訪ねてくれました。
塩尻市でカナダ人の父親と日本人の母親の間に生まれ、3歳から誠心館道場で柔道に打ち込み、松商学園高校に進学。1年生でインターハイに優勝し、「週8日」と振り返るほどに柔道一色の高校生活を送りました。
しかし、大学進学後は、思うような戦績を挙げられず、熾烈な代表争いの渦中、21歳のときにカナダ代表として東京オリンピックを目指す道を選びます。「人生最大の選択でした。いま思えば、自分にはカナダの環境が合っていたと思います」と話してくれました。
会って最初の言葉が、「松本城がこんな近くに見えるんですねえ」。面談の最後には、「金メダルを取れたら、塩尻でパレードをやるんだと思ってましたけど、きょう来てみて、松本城の天守閣で金メダルを振り回したいという気持ちになりました」。
快活で奔放で聡明なアスリート、というのが率直な印象です。松本平出身の金メダリスト誕生へ、出口クリスタ選手を応援していきます。